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Top 5
デジタル一眼レフカメラ
2016 ベストカメラレビュー

2016年に発売された
デジタル一眼レフカメラ5機種を選定!

「初心者にも使いやすく、それでいて素晴らしい体験、素晴らしい作品が残せるカメラ」を基本基準としました。
そうは言っても、長い年月切磋琢磨して開発しているメーカーばかりですので、皆良いカメラばかりで、大きな欠点の有る機種は存在しません。
ランキングとなると、非常に難しく甲乙つけがたい状況があります。
それぞれ魅力があり、特徴があるカメラなんですが、最終的にはカメラとして当たり前の性能、「綺麗に撮れる」を最大の基準として選定しました。
1位:ベストはニコンD500
ベストに選んだ主な理由は次の2点です。
- AF性能
- 高速連続撮影
実際に、主に自然・動物・スポーツといったジャンルで撮影してみると、この二つの高性能な特徴は他の追随を許さないほど突出していると感じられます。
D500のAF性能は素晴らしいの一語!
ニコンD500は、とにかく信じられないくらいAFの性能が良いのです。
今まで、例えばD810などでは絶対にピンボケになるような速い動きにもキッチリついていけ、動きのある動物やスポーツの撮影時には、腕が2段階も上がったように感じることが多くあります。
通常は「153点AFシステム」を使用しているだけで、素早い動きの被写体も十分余裕を持って撮影できます。
被写体によっては各種AFモードを駆使することにより追い込んだ撮影が可能となっているのも魅力です。
会心の一枚を生み出すため、D500が目指したのは、革新的なAF性能の実現です。
位相差AFには、D5と同じマルチCAM 20Kオートフォーカスセンサーモジュールを採用。
153点(選択可能ポイント55点)のフォーカスポイントが撮像範囲を極めて広く、高密度にカバーし、このうち99点をクロスセンサーとして、中央部と周辺部に効率よく配置しています。
これにより、画面周辺の被写体も捉えやすく構図の自由度が拡大。
また、小さな被写体はもとより、全体にコントラストが低い被写体も的確に検出し、より高精度にピント合わせが可能です。
シングルポイントAFは、狙った位置にピント合わせを実行。
ダイナミックAF、グループエリアAF、3D-トラッキング、オートエリアAFは、多点化したフォーカスポイントで各AF領域をより高密度にカバーして被写体を捉え、高いAF追従性能を発揮します。
– ニコンD500公式
D500の高速連続撮影
使用できるAFモードは限定されますが、高速連続撮影も非常に素晴らしい性能です。
約10コマ/秒で、14ビットロスレス圧縮RAWでも200コマまで継続可能な高速連続撮影
D500は撮像素子の高速読み出し、新画像処理エンジンEXPEED 5の高い処理能力、刷新したミラーシーケンスにより、約10コマ/秒※の高速連続撮影が可能。
レリーズタイムラグ約0.050秒という高速レスポンスと相まって、決定的な瞬間をより確実に捉えます。
さらに、バッファーメモリーの大容量化などにより、JPEGだけでなく、14ビット記録のロスレス圧縮RAWでも200コマまで連続撮影可能。最高の一瞬をより確実に捉えます。
AFモードがAF-C、1/250秒以上の高速シャッタースピード、その他が初期設定のとき。
– ニコンD500公式
2位:PENTAX K-1
2位に選出した理由は次の3点です。
- 35ミリフルサイズCMOSイメージセンサー
- リアル・レゾリューション・システム
- ペンタックスのフルサイズが満を持して登場
35ミリフルサイズCMOSイメージセンサー
流石フルサイズのイメージセンサーです。
ディテールの描写力は頭一つ抜けている感じです。
35ミリフルサイズCMOSイメージセンサー 大フォーマットだから生み出せる、卓越した描写
大きな撮像面とゆとりのある画素ピッチがもたらす、豊かな階調と臨場感、リアリティのある質感。高画素でありながら、ノイズ耐性に優れた35ミリフルサイズのイメージセンサーを採用し、Kマウント史上最高の描写力を実現しました。さらに、被写界深度が浅い特性を生かし、ボケや立体感も思いのままに表現することが可能です。
– ペンタックス公式
リアル・レゾリューション・システム
超高精細画像をピクセルシフトにより実現しています。
色の再現性も信じられないくらい良いと感じられます。
リアル・レゾリューション・システム
画素数を超えた「超高精細画像」の、息を呑むリアリティ
手ぶれ補正機構SRを応用し、イメージセンサーを1画素ピッチずつ動かしながら4枚を連続撮影。1画素ごとにRGB各色の情報を得ることで、1枚の超高精細画像を生成する技術です。ベイヤー方式では表現できない解像力と色再現性が得られ、偽色も発生しません。また、高感度ノイズを大幅に低減できるのもメリット。拡大表示や大判プリントでなくても、ひと目で分かるほど画質に違いがあらわれます。Real Resolutionで撮影した画像はRAW保存が可能。各種パラメーターの調整や、Real Resolutionのオン・オフを選択してボディ内RAW展開が行えます。
撮影時は三脚などでしっかり固定してください。
ドライブモードのセルフタイマー/リモコン/ミラーアップ撮影を利用して撮影してください。
被写体が動いたりカメラぶれが起こると効果が得られない場合があります。
3位:富士フィルム X-T2
- 2400万画素のセンサー
- ビデオやAFは可もなく不可もない
- バッテリーグリップによって長時間の動画撮影に対応
- ヘッドフォンジャックを装備
- 発熱問題が無い
4位の CANON EOS 80D と同じくトータルバランスが良いカメラです。
長時間使用した時の発熱問題が、ほぼ無いと言っていいのが優れた点です。
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4位:CANON EOS 80D
- 素晴らしい画質
- デュアルピクセルAF
- 手頃な価格
3位の富士フィルム X-T2と同じく、トータルバランスが良いカメラです。
5位:CANON EOS 5D Mark IV
- フルサイズ 約3040万画素CMOSセンサー
- 高感度、常用ISO感度100~32000
フルサイズセンサーを採用という事もあり、残念ながら価格が少々高いのが最大の欠点です。